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一般的に知られているカフェインによる「眠気覚まし」といったコーヒーの効用の他にも、コーヒーには善玉コレステロールを増やす・ニラや魚など食べ物の匂いを消す・二日酔いの原因アセトアルデヒドの分解を促進するなど実に多くの効用があります。そしてコーヒーにはカフェインの他にもクロロゲン酸、タンニン、ニコチン酸(ナイアシン)、トリゴネリンなどの薬理作用のある成分が数多く含まれています。

その中でも注目すべき成分はクロロゲン酸で、クロロゲン酸とはポリフェノール類の一種でありコーヒーの独特の香りを形成する成分の一つです。このクロロゲン酸は、ポリフェノールの特徴である抗酸化性を持っている他、体内で発ガン物質ニトロソアミン(発がん物質)の生成をおさえ、さらにニトロソ化合物の動きを不活性化する抗変異原作用があることが研究により分かっています。コーヒーを多く飲んでいる人に肝臓ガンが少ないといった調査報告もあるそうです。

このようにコーヒーの効用にはすばらしいものがありますが、コーヒーには胃酸の過多を促進し、胃を刺激しすぎるといった効用もあり、胃などの消化系の治療をされている場合や妊婦の方は飲みすぎに注意が必要です。空腹時や一度に大量に飲んだり、成分を多く摂ろうと煮つめたりといった飲み方はやめましょう。


クロロゲン酸とダイエットにまつわる記事
オリザ油化、生コーヒーの新ダイエット成分「クロロゲン酸」を発表
焙煎前の生コーヒー豆に多く含有、配合商品登場へ
(日経ヘルスより)

コーヒー豆に新たなダイエット成分が含まれていることがわかった。焙煎前の生コーヒー豆に多く含まれるクロロゲン酸だ。コーヒーには、体脂肪燃焼を促すカフェインも含まれており、ダイエット食品としてのコーヒーに注目が集まりそうだ。

1月28日の「サプリ&機能性食品2005」オープンシアターで、オリザ油化(愛知県一宮市、村井弘道社長)が、クロロゲン酸などを含む生コーヒー豆エキスの臨床試験結果を報告した。

臨床試験はBMIが22以上で30未満の女性(21〜57歳)を対象に行った。クロロゲン酸25.6%、カフェイン13.6%などを含む生コーヒー豆抽出エキス200mgを毎日、8週間続けてとってもらった。

その結果、体重、BMI、上腕周囲径、でん部周囲径が摂取前より低下。特に、でん部周囲と上腕周囲径は統計的に有意差が見られた。また、内臓脂肪の断面積も減少した。この試験中、食事の制限は一切行わなかった。

クロロゲン酸は、肝臓での脂肪燃焼を促進する作用があると考えられている。また、コーヒーに同時に含まれるカフェインの脂肪吸収抑制効果や脂肪分解促進効果なども、今回の結果に影響したとみられている。

ちなみに、私たちが一般的にのむコーヒーにもクロロゲン酸やカフェインが含まれているが、今回の結果を得るには、「1日5〜10杯飲む必要がある」(オリザ油化)という。

「カフェイン単体やクロロゲン酸単体で摂取するより、両成分などを含む生コーヒー豆エキスとして摂取したほうが、ダイエット効果は高い」と同社の村井弘道社長。生コーヒー豆エキスは水溶性なので、飲料や菓子への応用が可能で、近く、配合商品が登場する予定だという。(日経ヘルス=黒住紗織)